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「音楽」を純粋に愛している人の音楽が好きです。 「音楽」は深い愛の芸術であってほしいです。(そうでなくても音楽なんだろうけどさ。いちおう) スペインが世界に誇るべきピアニストの紹介です。 「べき」なんて言わなきゃならないほどJazzのこと理解できる人はこの国にも少なく、まして彼の音楽はフラメンコです。 フラメンコ芸術を世界に知らしめたパコ・デ・ルシアの功績を持っても、フラメンコをピアノで語る世界唯一無二のスタイルが商業ベースに乗るというのが難しいのは理解できます。 孤高のピアニスト? いやいや。スペインのフラメンコ界人間はチャノがだいすきっ。カディス出身の小柄なチャノはマドリのBARなんかできさくに話しかけてくるお茶目なおじさん。大御所ともスラム街で手拍子を打つ少年とも友達な、超純粋な音楽家。 ぼくが始めて会ったのはグラナダのJazzフェスティバルで。 ステージ上に一台のピアノ。それを取り囲むように5人のジプシーがパルメーロ(手拍子者)というスタイル。 畳み掛ける手拍子のイントロから、ピアノのパッセージに入った直後、自分は宇宙に飛びました。 以来、友達です。 好きなアルバム2枚紹介。 「Hecho a mano」 "This work is dedicated to the person who made me love flamenco" とチャノのメッセージにあるとおり、彼の父にささげたもの。 もう、一曲目のコロンビアーナ(解りやすい4拍子のフラメンコです)で、その優しさにメロメロ。涙どばぁぁぁぁぁぁ。 後半に行くにしたがって12拍子系の本格フラメンコに突入していきますが、これをJazzととろうがフラメンコととろうが、どうでもいいことです。 むしろ何も解らないで聞くことがいいかもしれませんよ。 ここからJazzとフラメンコへの道が開いちゃったら素敵なことです。 パルマとタップの頭にホアキン・グリロ(天才ダンサーです) パーカッションにルベン・ダンタス(ブラジル) などなど、パコ・デ・ルシアのバックメンバーがずらり。ギターにトマティート参加も特筆もの。 も一つは 「IMAN」 前作の続きといった雰囲気を持つアルバムです。 これも、一曲目の「Alegria callada」でもう半泣き。 深い愛をありがとう。チャノ。 カンテ(ボーカル)に大御所のエンリケ・モレンテが参加するなど、本格フラメンコファンも唸る厚い造りになっています。 リズム隊は前作と同メンバー。 音楽のジャンル分けや音楽にメッセージを込めるなんて行為が、どれくらい音楽から離れたものであるか? いつもニコニコ笑顔のチャノ。彼の純粋でナチュラルな音楽は今日もスペインの陽だまりの中にいる。
by andamar
| 2005-01-15 22:30
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